データ セキュリティ体制管理(DSPM)

クラウド環境内のデータの検出、分類、保護。情報の流出やコンプライアンス違反を防止。

Data Security Hero Front Image

データは組織にとって最も重要なデジタル資産であり、セキュリティとコンプライアンスの中心となるものです。しかし、データ量の増加、規制の強化、AIへのシフトにより、クラウド内のデータの効果的な監視や保護は困難になっています。

クラウド環境内のデータの検出、分類、保護、管理

Cortex®のデータ セキュリティ体制管理(DSPM)を使用すると、組織はデータとAIインフラストラクチャをセキュアに拡張できます。Cortex Cloudは、独自のデータ検出、分類、監視機能に基づいて、データをCode to Cloud™セキュリティの中心に据えます。
  • AWS、Azure、GCP、Snowflakeをサポート
  • シャドー データと誤って設定されたデータストアを検出
  • 保存中および転送中のデータを継続的に監視
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    データの検出と分類
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    データ リスク分析
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    データ プライバシーとコンプライアンス
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ソリューション

クラウド データ セキュリティに対する弊社のアプローチ

データの検出と分類

Cortex Cloudは機密データを自動的に検出し、コンテキスト化します。データの死角をなくし、シャドー データを見つけ、自動化されたデータ分類を活用してセキュリティとコンプライアンス体制を強化します。Cortex Cloud DSPMは、4つの主要なパブリック クラウド プロバイダにわたるデータストア(データベースとオブジェクト ストレージを含む)を保護します。

  • 包括的な保護

    データの保存場所に関係なく、すべての機密データまたは規制対象データ(サービスとしてのインフラストラクチャ(IaaS)、サービスとしてのプラットフォーム(PaaS)、サービスとしてのデータベース(DBaaS)資産)を検出します。

  • 自動化されたデータ分類

    100以上の事前構築された分類子を使用して、PII、金融情報、健康記録、開発用シークレット、コンプライアンス関連データを識別します。任意の分類子をカスタマイズしたり、独自の分類子をゼロから構築することができます。

  • 高速でエージェントレスなスキャンと分類

    Cortex Cloud DSPMは、コネクタ不要で、24時間以内に機密データとリスクの完全なマッピングを提供します。

  • 機密データはアカウント内に保持される

    データはクラウド アカウント内でスキャンおよび分類され、データ レジデンシーのコンプライアンスが確保されます。Cortex Cloud DSPMは、メタデータとクラウド ログを利用してパフォーマンスへの影響を最小限に抑えます。

データの検出と分類

データ リスク分析

クラウド リソースの設定ミスは、データ漏えいやコンプライアンス違反につながる可能性があります。外部公開された資産、アクセス権限の過剰付与、およびデータ レジデンシーやプライバシー規制の違反は、手痛い結果をもたらす可能性があります。Cortex Cloudは、クラウド データ リソースの脆弱性を継続的に監視、識別し、優先順位を付けます。

  • リスクにさらされているデータの可視化

    複雑なマルチクラウド環境におけるデータの可視化を実現します。ストレージ、分析、データベース サービスにおいて、構造化データと非構造化データ全体で機密情報が露出している場所を把握できます。

  • 事前構築済みのポリシーとカスタム ポリシー

    テンプレートを使用するか、ポリシーを定義して、組織をリスクにさらすデータ フローや設定ミス(外部公開されたストレージ、レジデンシー要件の違反、アクセス権限の過剰付与など)を見つけます。

  • 統合されたポリシー エンジン

    継続的に更新される脅威モデルと、データ環境の固有の特性(データの移動、リネージ、規制上の考慮事項)に基づいて、データがどこに存在しても同じセキュリティ ポリシーを適用します。

データ リスク分析

データ プライバシーとコンプライアンス

Cortex Cloud DSPMは、機密データがクラウド環境全体でどのように複製または消費されるかを把握することで、プライバシーとコンプライアンスの体制を強化するのに役立ちます。規制対象のデータがさまざまなクラウド サービスや環境をどのように通過しているかを確認し、さまざまな問題(データ レジデンシー要件の違反や環境間におけるコンプライアンス非準拠の複製など)を検出します。

  • 保存中、使用中、移動中の機密データを識別

    Cortex Cloud DSPMは、ストレージの場所と環境間(たとえば、本番環境と開発環境間)のデータ フローを監視し、コンプライアンスの問題につながる完全な経路を確認できるようにします。

  • データがコンプライアンスに違反した場合に通知を受ける

    特定のデータ フローがコンプライアンス違反のリスクにさらされるタイミング(たとえば、個人情報がコンプライアンス非準拠の地域に移動したり、医療記録が暗号化されていないストレージに移動したりした場合など)を確認できます。

  • データ漏えいや内部関係者による脅威を防ぐ

    ソースとターゲットで誰がアクセス権を持っているかを確認することで、データが不正な場所に移動していないかどうかを調べます。データが監視対象のストレージに保持され、クラウド アカウントから外部に出ることがないように保護します。

データ プライバシーとコンプライアンス

データ アクセス ガバナンス

データへの不正なアクセスを防ぐことはサイバーセキュリティの中心的な側面ですが、多くの組織は、複雑なIAMポリシー、クロスアカウントの権限設定、クラウド サービスの無秩序な増加に苦労しています。Cortex Cloud DSPMが提供しているツールをご利用いただくことで、誰が重要なデータ資産にアクセスできるかを確認したり、データ所有者の適切な割り当てや、セキュリティとコンプライアンスのアカウンタビリティにお役立ていただけます。

  • アクセス権保有者のビジュアル マップ

    機密データと、アクセス権限を持つIDとアカウントのマッピングを明確に視覚的に表示します。コンサルタント、ベンダー、従業員に付与される無数の管理権限を把握できます。

  • 優先度の高いデータ アクセス リスクに関する通知

    Cortex Cloud DSPMは、重大なインシデント(機密データへのクロスアカウント アクセス、権限の過剰付与、過剰な権限を持つアプリケーション、未使用または古い権限など)を警告します。

  • 継続的なデータ アクセス監視

    Cortex Cloud DSPMは、データのライフサイクル全体にわたる権限の変更を含む、すべてのデータのやり取りを追跡します。これにより、実際のアクセスとアクティビティ パターンに応じて権限を適正化することができます。

データ アクセス ガバナンス

データ ディテクション&レスポンス(DDR)

クラウド データは流動的です。変更が発生してから数日または数週間後に対応すると、重大なインシデントを防ぐことができない可能性があります。Cortex Cloud DSPMを使用すると、環境を監視し、完全なコンテキストと優先順位に基づいて重要な変更を警告することで、優先度の高いインシデントを数分で検出して対応することができます。

  • クラウド環境をエージェントレスで動的に監視

    Cortex Cloud DSPMは、クラウド ログを分析して、潜在的に損害を与えるシナリオ(大規模なデータのダウンロードや安全でない環境にコピーされた規制対象データなど)を検出します。

  • ほぼリアルタイムのアラート

    現時点で注意が必要な事項(リスクの高いデータの移動、流出、重大なコンプライアンス違反など)に関する通知を受け取ることができます。これによりチームは効果的なインシデント レスポンスと修復を実施することができます。

  • セキュリティ スタックとの複数の統合

    JiraやSlackなど、現在使用しているチケット管理ツールやメッセージング ツールでアラートを受け取ることができます。SOARおよびSIEMツールと統合して、自動および手動のレスポンス ワークフローを有効にします。

データ ディテクション&レスポンス(DDR)

マルウェア防御

一部のITアプリケーションでは、ユーザーがデータをアップロードすることができ、そのデータはオブジェクト ストレージ アカウント(Amazon S3、Azure Blobなど)にファイルとして保存されます。これらのファイルには、後で「起爆」して組織をリスクにさらす可能性のあるマルウェアが含まれている場合があります。Cortex Cloud DSPMは、クラウド ストレージ内のファイルの自動化された検出とスキャンにより、マルウェアの検出を支援します。

  • WildFire®統合

    Cortex Cloud DSPMにシームレスに統合されたWildFireマルウェア分析エンジンを使用して、保存データに隠れたマルウェアを迅速かつ容易に特定します。サイロ化した個別のセキュリティ製品を追加する必要はありません。

  • マルウェア スキャン要件への準拠

    コンプライアンス フレームワーク(PCI、NIST、GDPRなど)、デュー デリジェンス プロセス、RFIへの対応では、特定のデータをマルウェア スキャンする必要がある場合があります。Cortex Cloud DSPMはこうしたコンプライアンス遵守にむけた実践を簡素化します。

  • マルウェアやその他のデータ リスクに関する統合ダッシュボード

    単一のUIを使用して、包括的なクラウド データ セキュリティを実現します。Cortex Cloud DSPMのダッシュボードには、検出および分析されたすべてのマルウェアが表示され、監査やフォレンジック調査が容易になります。

マルウェア防御

追加のクラウド ポスチャ セキュリティ機能

クラウド セキュリティ体制管理

Cortex Cloudでパブリックおよびマルチクラウド環境における最も重大なリスクを取り除きます。

クラウド インフラストラクチャ権限管理

マルチクラウド環境全体の権限をCortex Cloudで制御します。

AIセキュリティ体制管理

AIサプライチェーンの脆弱性を特定して対処します。

脆弱性管理

コードからクラウド、SOCコンテキストに至るまで、脆弱性を徹底的に優先順位付けして修復します。