この買収により、AI特有のセキュリティリスクの特定・管理・防御を可能にし、
AIを開発から実行までエンド・ツー・エンドで保護することで、
企業がAIイノベーションに安心して取り組める環境を実現します。

 

サイバーセキュリティのグローバルリーダーであるパロアルトネットワークス®(本社:米国カリフォルニア州、以下パロアルトネットワークス)はこの度、人工知能(AI)および機械学習(ML)アプリケーションとモデルの利用を保護する革新的なリーダー企業、Protect AIの買収に関する正式契約の締結を発表しました。この戦略的買収は、AIの爆発的な普及によって生じる新たな動的攻撃対象領域に対する保護能力をさらに強化し、次世代サイバーセキュリティの革新を牽引し続けるというパロアルトネットワークスのコミットメントを反映するものです。

 

大企業や政府機関は、AIモデル、エージェント、インフラストラクチャ、ツール、API、サードパーティコンポーネントからなる複雑なエコシステムを構築しています。このため、モデル操作、データポイズニング、プロンプトインジェクション攻撃などの手法により、脅威アクターが複数のレイヤーに存在する脆弱性を悪用する新たなそして見過ごされがちなリスクが生じています。このような脅威環境に対応するためには、リスクを低減し最高水準のセキュリティを提供するための専用ソリューションが求められます。パロアルトネットワークスは、AIを保護するソリューションの構築に早くから取り組んでおり、Protect AIも益々重要性を増すセキュリティの新分野において、重要な存在として、すでに確固たる地位を築いています。

 

買収取引の完了後、Protect AIのソリューションと専門家チームの力により、パロアルトネットワークスは、4月28日に発表した業界で最も包括的なAIセキュリティプラットフォーム「Prisma ® AIRS」のビジョンをより迅速かつ幅広く推進していくことが可能になります。Prisma AIRSは、現代において最も変革的なテクノロジーの一つであるAIに対し、比類のない保護を提供します。企業がAIを業務プロセスに組み込もうとする中で、Prisma AIRSは、モデルスキャン、リスク評価、生成AIの実行時セキュリティ、ポスチャー管理、AIエージェントのセキュリティといったエンタープライズ要件に対応し、AIの開発ライフサイクル全体を保護することで、AIの積極的な導入を後押しします。

 

パロアルトネットワース SVP兼GM アナンド・オズワル(Anand Oswal)のコメント:

AIを活用したアプリケーションがビジネスの中核を担うようになるにつれて、従来のセキュリティツールでは対処しきれないリスクが生じています。Protect AIの『Securing for AI』(AI向けセキュリティ)という革新的なソリューションを取り入れることでパロアルトネットワークスのAIセキュリティ機能が強化され、企業は包括的なセキュリティを備えたAIアプリケーションを構築できるようになります。Protect AIの既存のソリューションポートフォリオと専門家チームが加わることで、パロアルトネットワークスは顧客の皆様の今日の課題に応える幅広いソリューションを提供できる体制を整えると同時に、この変化の激しい脅威環境に対応するための新たなソリューションの開発を継続して参ります。

 

Protect AI 共同創業者兼CEO イアン・スワンソン(Ian Swanson)氏のコメント:

パロアルトネットワークスとの連携により、あらゆる規模のユーザーや組織にとってAIの環境をより安全なものにするという私たちの使命を、より大きなスケールで推進できるようになります。私たちのビジョンを共有し、グローバルで影響力を拡大するために、事業規模とサイバーセキュリティの強みをもたらすパロアルトネットワークスと結束できる機会に、大きな期待を寄せています。

 

買収完了後、Protect AIのCEO、創業者、従業員はパロアルトネットワークスに加わる予定です。買収は、規制当局の承認を含む通常のクロージング条件に従い、パロアルトネットワークスの2026年度第1四半期までに完了する見込みです。

 

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パロアルトネットワークスについて

パロアルトネットワークス(NASDAQ: PANW)は、グローバル・サイバーセキュリティのリーダーとして継続的なイノベーションを通じてデジタルライフの保護に取り組んでいます。世界中の70,000以上の組織からの信頼と脅威インテリジェンスチームUnit 42の専門知識によってネットワーク、クラウド、セキュリティ運用に渡る包括的なAI搭載セキュリティソリューションを提供しています。パロアルトネットワークスのプラットフォーム化への注力によって、組織は規模に応じてセキュリティを合理化し、セキュリティが組織のイノベーションを促進することを確実にします。

詳しくはwww.paloaltonetworks.jpをご覧ください。

 

※Palo Alto Networks、Palo Alto Networksロゴ、Prisma, Prisma AIRSは米国およびその他の国・地域におけるPalo Alto Networksの登録商標または商標です。本書に記述されているその他すべての商標、商号、サービスマークは、各所有者に帰属します。また、本書またはその他のプレスリリース公式発表に記述されている未発売のサービス、および機能については、提供開始までご利用いただけません。当初の予定通りに提供開始されない場合や、提供されない場合もあります。パロアルトネットワークスの製品やサービスを購入する際は、既に提供されているサービスや機能をhttp://www.paloaltonetworks.jp/よりご確認ください。

 

※本プレスリリースはサンタクララ発、2025年4月28日発表の抄訳です。

 

【将来予想に関する記述】

本プレスリリースには、リスク、不確定要素、仮定を伴う今後の見通しが含まれています。たとえば、当該買収によりパロアルトネットワークスやその顧客にもたらされことが期待されるメリットや影響がそれにあたりますが、これらに限りません。

さまざまな要因により、本プレスリリースの記述とは実質的に異なる結果が生じる可能性があります。

要因として、当事者間の取引関係や従業員に与える影響、買収完了のための条件を満たす弊社の能力、提案された買収を予定通り、または最終的に完了できるかどうかという点、弊社がProtect AIの技術、業務、事業を統合する能力、市場、政治、ビジネス環境全般の変化や動向、自社製品が期待通りに機能しない、または市場浸透の失敗、買収によって期待された効果が得られないこと、事業成長の管理に伴うリスク、AI活用を含む新製品・サブスクリプション・サポート提供に関するリスク、新たな製品・サービスの開発やリリースにおける優先順位の変更や遅延、新たな製品・サブスクリプションサービスおよび既存の製品・サブスクリプションサービス・サポートサービスのタイムリーな開発と市場浸透の失敗、事業戦略の失敗、セキュリティ関連の製品・サブスクリプション・サポートサービスの市場における技術の急速な進化、ならびに弊社の製品・サブスクリプション・サポートサービスにおける欠陥、エラー、または脆弱性、顧客の購買判断や販売サイクルの長さ、競合他社、新規顧客を獲得し維持する弊社の能力、他社・製品・テクノロジーを適切に買収し統合する弊社の能力、弊社の債務返済義務、弊社の株式買い戻し計画(完遂されない可能性や株主価値が向上しない可能性があります)、弊社普通株の価格に影響し得るあらゆる株式買い戻しなどがあげられますが、これらに限りません。

 

当社の業績に影響を及ぼす可能性のあるその他のリスクや不確実性は、2025年2月14日付でSECに提出された四半期報告書(Form 10-Q)の「Risk Factors(リスク要因)」および「Management's Discussion and Analysis of Financial Condition and Results of Operations(経営陣による財政状態および経営成績の検討と分析)」の項に記載されています。この報告書は、investors.paloaltonetworks.comおよびwww.sec.govで閲覧できます。その他の情報は、今後当社がSECに随時提出する他の書類にも記載される見込みです。

本プレスリリースに含まれる将来予想に関するすべての記述は、発表日時点で入手可能な情報に基づいており、これらの記述を、将来発生する事象や状況の変化を反映して更新する義務は負いません。

 

報道関係者からのお問い合わせ

パロアルトネットワークス株式会社
コーポレートコミュニケーション 松島由起子
Email: ymatsushima@paloaltonetworks.com

 

パロアルトネットワークス広報事務局(共同ピーアール内)
担当:近藤、松田、兪(ゆう)、石谷
Email: panw-pr@kyodo-pr.co.jp
TEL: 080-8914-9372(兪)