昨年、パロアルトネットワークスの脅威インテリジェンスチームUnit 42は、Google Play のアプリに悪意のあるIFramesに感染したものが多く含まれるという件について報告しました。最近、私たちはこれとよく似た事例をGoogle Playで発見しました。ただし今回は、悪意のあるIFramesではなく、悪意のあるMicrosoft Windows 実行ファイルに145個のGoogle Playアプリが感染していることが分かった、という事例です。本稿の発見内容についてはすでにGoogleのセキュリティチームに報告済みで、すべての感染したアプリはGoogle Playから削除されています。
パロアルトネットワークスの脅威インテリジェンス調査チーム Unit 42は、インターネット上で公開されているMiraiおよびGafgytマルウェア ファミリのソースコードを使った3種類のマルウェア攻撃キャンペーンに属するサンプルをいくつか調査するうち、これまでMiraiの亜種が使用したことのないDDoS手法がいくつかサポートされていることを発見しました。
Unit 42は、新しいAndroidマルウェア ファミリを最近発見し、「HenBox」と命名しました。「HenBoxは、VPNおよびAndroidシステム アプリなどのアプリになりすまし、多くの場合これらのアプリの正規バージョンをHenBoxと一緒にインストールすることで、ユーザーをだまして正規のアプリをダウンロードしたと思わせます。