~ 小規模から大規模拠点に対応するSD-WANアプライアンスが 次世代SD-WANソリューションを拡張 ~

 

サイバーセキュリティのリーダー企業のパロアルトネットワークス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼社長:アリイ・ヒロシ、以下パロアルトネットワークス)は、本日、ユーザーエクスペリエンスを向上させながら拠点導入とネットワーク運用を簡素化する次世代SD-WANソリューション「CloudGenix SD-WAN」と新たなSD-WANアプライアンスを、日本市場で展開することを発表します。

写真:新たなSD-WANアプライアンスCloudGenix ION 1000とCloudGenix ION 9000

 

 パロアルトネットワークスは、2020年4月に買収したCloudGenix社の次世代SD-WANソリューションに機械学習機能とPrisma® Accessとのシームレスな連携を追加し、新たなSD-WANアプライアンス「CloudGenix ION 1000」や「CloudGenix ION 9000」などのアプライアンスも提供します。この次世代SD-WANソリューションは、以下の特徴を備えます。

 

・アプリ定義: アプリケーション層の可視化により、ネットワーク部門がアプリベースのポリシーを作成して、すべてのアプリに対するSLA(サービス品質保証)を提供できるようになり、エンドユーザーのエクスペリエンスを向上させます。

・自律型: 機械学習とデータサイエンスにより運用と問題回避を自動化し、WANおよびアプリケーションへのアクセスに関するサポート工数を最大99%削減します。

・クラウド配信型: ネットワークとセキュリティを含む拠点向けサービスをクラウドから提供し、WAN管理を簡素化すると共に、わずか数分で拠点に導入できます。

 

米フォレスターコンサルティングによると、パロアルトネットワークスの次世代SD-WANソリューションにより、243%の投資利益率 (ROI) を実現できます(※1)。

 

次世代SD-WANソリューションの新機能および新たなアプライアンスの詳細:

 

■ネットワーク運用を簡素化する機械学習と分析機能

 

ネットワーク運用の簡素化およびキャパシティプランニングの改善のため、CloudGenix SD-WANに機械学習と分析機能を追加しました。複数のアラームが発生した際に、根本原因のイベントを自動識別できるようになり、問題解決までの時間が大幅に短縮され、アプリケーションの可用性が向上します。状況に応じて問題解決も自動化し、運用担当者がより価値の高い活動に集中できるようにします。

また、分析機能により、利用しているWANコネクションは何か、それをいつ利用していたか、どのアプリが利用したかを容易に把握できるようになり、キャパシティプランニングを簡素化できます。将来的には、機械学習を他分野でも活用することを計画しています。

 

■Prisma Accessとのシームレスな連携

 

CloudGenix SD-WANは、業界で最も包括的なSASE (Secure Access Service Edge) プラットフォームであるPrisma Accessとシームレスに連携します。この連携により、拠点内および拠点間のトラフィック、さらに拠点からパブリッククラウドまたはプライベートクラウド上にホストされるアプリケーションへのトラフィックも保護できます。

クラウドでホストされるAPIアーキテクチャを利用して、拠点内のハードウェアやソフトウェアをアップグレードする不要もなく、Prisma Accessなどのクラウドサービスとシームレスに連携します。

 

■CloudGenix ION 1000(小売業界やSOHO向け)

 

小売業界やSOHO向けに設計された高性能な小型SD-WANアプライアンスです。ファンレスで、小型静音であり、サーバールームのない環境への設置に適しています。新型コロナウイルス感染症拡大対策で推進されているリモートワーク環境を構築する際に、企業のポリシーに適応した上で、パフォーマンス制御や可用性、セキュリティを確保します。

 

■CloudGenix ION 9000(大規模拠点や本社向け)

 

最大かつ最高性能のSD-WANアプライアンスであり、大規模拠点や本社向けに、従来のフラグシップ機器の2倍となるマルチギガビットのスループット性能を備えます。物理的なWAN障害の影響を軽減するよう設計され、障害発生時に通信を保護する高可用性を提供します。

 

パロアルトネットワークスのfirewall as a platform担当 プロダクトマネジメント部門のシニアヴァイスプレジデント、Kumar Ramachandranは次のように述べています。

「クラウドおよびマルチクラウドの採用加速にあわせて、ビデオ会議やグループウェアなどのエンドユーザー向けアプリがクラウドサービスとして提供されることが増えています。特に組織がクラウドへ移行する場合、従来型WANアーキテクチャには厳しい制約があります。拠点のWAN基盤やサービスのコストや手間を、第一世代のSD-WANで大きく変えることはできません。企業は現在、手動による運用負荷が不要となる自律型のSD-WANソリューションを必要としています。またクラウドのメリットを享受すべく、セキュリティや拠点向けサービスがクラウドで提供されることを求めています。CloudGenix SD-WANはアプリ定義、自律型、クラウド配信型を特徴に持つ業界唯一の次世代SD-WANソリューションです。強力な機械学習機能により、本番環境移行後の運用コストを大幅に削減し、実際にWANコストが82%削減した顧客もあります。」

 

■提供時期

CloudGenix SD-WANおよびCloudGenix ION 1000、CloudGenix ION 9000は、パロアルトネットワークスの各パートナー企業から、2021年1月以降に順次提供されます。

 

■参考情報

CloudGenix SD-WANおよび新機能の概要は、下記URLをご参照ください。 www.paloaltonetworks.jp/cloudgenix

 

(※1)出典: パロアルトネットワークスの代理として米フォレスターコンサルティングが実施した委託調査「The Total Economic ImpactTM Of Palo Alto Networks for Network Security and SD-WAN (ネットワークセキュリティとSD-WANに関するパロアルトネットワークスの総経済効果)」

 

●パロアルトネットワークス株式会社について

パロアルトネットワークスは、世界的なサイバーセキュリティのリーダー企業として、各組織や従業員の業務を変革する技術により、クラウド中心の未来を創造しています。パロアルトネットワークスの使命は、日々のデジタル生活を守るサイバーセキュリティパートナーとしてお客様に選ばれることです。AI、分析、自動化、オーケストレーションの分野で最新の技術革新を提供することにより、世界で最も重要な課題であるセキュリティの確保を支援します。統合プラットフォームを提供し、パートナーとのエコシステムを強化することで、クラウドやネットワーク、デバイスを越えて数万の組織を最前線で防衛しています。日々がより安全で安定した世界になっていくことが、パロアルトネットワークスの掲げる理想です。詳しくはwww.paloaltonetworks.jp をご覧ください。

 

※Palo Alto Networks、PrismaおよびPalo Alto Networksのロゴは、米国およびその他の国におけるPalo Alto Networksの登録商標です。本リリースに記述されているその他すべての商標、商号、サービスマークは、各所有者に帰属します。 

 

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